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OTシステムの迅速な復旧を実現するサイバーレジリエンス企業であるSalvador Technologies Ltd.への出資について

オムロンベンチャーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:神谷 直輔、以下、オムロンベンチャーズ)は、Salvador Technologies Ltd. (本社: Israel、代表取締役CEO: Amit Hammer、以下Salvador社)へ出資しましたことをお知らせします。

オムロンは、中期ロードマップ「SF 2nd Stage」において、オムロンの強みであるデバイスデータと現場データを活用し、現場の課題解決をする「GEMBA DX」の実現を目指しています。

現在の製造現場ではIT/OT*¹連携やクラウド活用が拡大する一方、システム障害やサイバー攻撃による操業停止リスクも高まっています。

こうした環境下では、侵入防止や検知だけでなく、障害発生後も迅速に生産活動を再開できるレジリエンスが重要な社会課題となっています。2024年2月26日に米国立標準技術研究所(NIST)によって公開されたNIST Cybersecurity Framework 2.0においても、新たに「Govern(統治)」が追加され、サイバーセキュリティ対策は単なるITリスクの管理ではなく、経営課題としての企業責任が明確化されました。

このような課題解決に向けてSalvador社は、OTのサイバーレジリエンスと迅速な復旧に特化した技術を提供しています。同社のプラットフォームは、OTおよび産業用制御システム(ICS)向けに設計され、サイバーインシデントやシステム障害発生後の重要な業務の迅速な再開を支援し、オムロンのGEMBA DXの前提となる継続稼働を支えることが期待されます。

Salvador社は、2020年に設立され、世界各地の製造業や重要インフラ事業者にソリューションを提供しています。同社のプラットフォームは、復旧準備状況の一元管理、自動バックアップ、バックアップの整合性検証、HMIやエンジニアリングワークステーション、レガシーシステムなどの重要なOTシステムの迅速な復旧を統合しています。同社が提供する「Cyber Recovery Unit(CRU)」は、物理的に隔離され、検証済みの復旧用コピーから直接起動することで、重要なOT機器の迅速な再稼働を支援します。また、同社のプラットフォームは、一元的なバックアップ・復元機能「Centralized Backup & Restore」も備え、OT環境の規模に応じて保護対象を拡張できます。

オムロンは、中期ロードマップ「SF 2nd Stage」で掲げたGEMBA DX戦略において、オムロンの強みであるデバイスから得られるデータと他の現場データを組み合わせることで、価値ある情報に変換し、モノづくり現場の課題解決を目指しています。 オムロンベンチャーズは、オムロンの中計ロードマップ「SF 2nd Stage」に沿ったスタートアップとの共創を通じて、企業価値向上に貢献する投資活動を推進しています。Salvador社は、製造業におけるサイバーセキュリティという重要課題の解決に取り組む有望なスタートアップであり、同社との共創による事業シナジーの創出を期待して出資を決定しました。

本出資を通じて、インダストリアルオートメーションビジネスカンパニーが進める製造現場の安定稼働と事業継続性の向上及びオムロンフィールドエンジニアリングが取り組む製造現場のセキュリティ対応・復旧支援を、同社との連携を見据えて推進することで、GEMBA DXの実現を加速させます。

*¹ IT/OT(Information Technology/Operational Technology)

■Salvador Technologies Ltd.

CEO, Amit Hammer

 サイバーレジリエンスは、現代の製造業において不可欠な経営課題となっています。予防や検知に加え、インシデント発生後の迅速かつ安全な復旧能力が重要性を増しています。当社は、OTリカバリーが今後の産業サイバーセキュリティを支える重要な要素になると考えています。また、この領域をともに切り拓くうえで、オムロンは非常に優れた戦略的パートナーです。 Salvador Technologiesの先進的なOTリカバリー技術と、オムロンの産業オートメーション分野における知見やグローバルな展開力、製造現場でのプレゼンスを組み合わせることで、製造業における事業継続性とレジリエンスの向上に貢献し、新たな業界標準の確立を目指します。

■オムロンベンチャーズ株式会社

 代表取締役社長 神谷直輔

 この度、Salvador社へ出資できたことを嬉しく思います。製造現場においてもAIの活用が普及し、工場のスマート化が進み、OTセキュリティの重要性はますます高まってきています。そのような中、Salvador社の革新的な技術・ソリューションは、OTのサイバーレジリエンスを飛躍的に向上させる顧客価値を提供していくと確信しております。

今後、同社とオムロングループの各事業との連携を通じて、GEMBA DXの実現をともに推進していくことを期待しています。

なお、本件は、本年6月のSmart Craft社への出資に続いて、ファクトリーオートメーション領域での今期2件目の投資案件となります。昨年11月にオムロンが公表した中期ロードマップ「SF2030 2nd Stage」で掲げた「GEMBA DX企業」への転換にむけたデータサービス事業の競争力の強化を目指し、オムロンベンチャーズは出資を通じて貢献して参ります。

■Salvador Technologies Ltd.会社概要

会社名

Salvador  Technologies Ltd.

代表取締役・CEO

Amit Hammer

所在地

イスラエル

設立

2020年

事業内容

OTおよび産業用制御システム(ICS)向けのサイバーレジリエンス・迅速な復旧ソリューションを開発・提供

URL

https://salvador-tech.com/

オムロンベンチャーズ株式会社について

オムロンベンチャーズ株式会社は、オムロンが掲げる中期ロードマップ「SF 2nd Stage」の実現に向けて、世界中の独創的な技術やアイデアを持つスタートアップへの投資や共創を実行し、ソーシャルニーズを創造する、コーポレートベンチャーキャピタルです。現在は、オムロングループの成長を牽引するFAをはじめとした13の注力事業とスタートアップの協業実現に向けた投資活動を進めています。詳細については、https://www.omron.com/omronventuresをご参照ください。

オムロン株式会社について

オムロン株式会社は、独自の「センシング&コントロール+Think」技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、ヘルスケア、社会システム、そしてこれらの事業をつうじて取得した多種多様なデータを活用したデータソリューション事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、現在では130ヶ国以上で商品・サービスを提供し、よりよい社会づくりに貢献しています。詳細については、https://www.omron.com/jp/ja/をご参照ください。