「ONE SAMURAI 4」大会事後レポート秋元皓貴、世界王座獲得ならず!吉成名高はKO勝利で43連勝し初ボーナス獲得!武尊の引退セレモニーも実施!
ONE Championship(Group ONE Holdings)は、2026年10月17日(土)、有明アリーナにて「ONE SAMURAI 4」を開催いたしました。メインイベントのONEバンタム級キックボクシング世界タイトルマッチでは、ジョナサン・ハガティー選手が3度目の王座防衛を成功させ、その実力を示しました。
また、ONE SAMURAIへの2ヶ月連続出場となる吉成名高選手はリファディン選手を相手に2R58秒でTKOで勝利し、圧倒的な差を見せつけ勝利を飾りました。熱狂の渦に巻き込んだ有明アリーナでの全10試合の模様をレポートいたします。
■メイン:バンタム級キックボクシング世界タイトルマッチ
ジョナサン・ハガティー VS 秋元皓貴
TKO 3R42秒
※ハガティーが3度目の防衛に成功
試合は1R、前進するハガティーがパンチで試合を組み立てる攻めに秋元がローを返し下から崩す展開。秋元の左フックのカウンターでハガティーが下がると秋元が猛攻。ハガティーが右目上カットで流血。
このラウンドは秋元の印象。2R、秋元はスーパーマンパンチがヒットをさせるが、ハガティーが反撃のペース。ハガティーは距離を詰めながら、攻撃の回転を上げ先攻。秋元が強打で迎えるが、後手に回る印象。3R、多彩な攻撃の入りで先攻するハガティー。ハガティが右ストレートからの顔面ヒザ蹴りで秋元がダウン。立ち上がるが、鼻骨折と思われる明らかなダメージが。ハガティーが仕留めに猛攻すると、タオル投入。レフェリーが試合を止めた。キックルールで無敗、3度目の王座防衛に成功したハガティー。ファイトボーナス1500万円を獲得した。
■コメイン:アトム級ムエタイ 世界タイトルマッチ
吉成名高 VS リファディン・マスドール
TKO 2R58秒 ※左ハイキック
※名高が2度目の防衛に成功
試合は1R、一発一発が重たく精度の高い攻撃を繰り出す名高。マスドールが右ハイキックからの回転バックハンドブローの連続技で名高がバランスを崩す場面が。マスドールが左フックで踏み込んだ瞬間、名高が左フックをカウンターを当て先制のダウンを奪う。マスドールの攻撃を受けた名高が鼻から流血。2R、マスドールの右の蹴りを名高がキャッチすると、マスドールが再び回転バックハンド、しかし名高がこれをかわしカウンターの左ハイキックを炸裂!吹っ飛びダウンするマスドール、立ち上がるが、意識が飛んだ姿にレフェリーがストップ。名高が衝撃のKOフィニッシュで2度目の防衛に成功した。名高は「まだまだ自分は改善できることがある。ムエタイをずっとやっていて、その面白さをONEを通じて伝えたい」と語り、パフォーマンスボーナス1500万円を獲得した。
■第8試合:フェザー級キックボクシングトーナメント・準決勝
○野杁正明 VS ●モハメド・シアサラニ
判定2‐1
試合は1R、強いプレスでジワジワと前進する野杁。シアサラニは下がりながらもハイキックとパンチ連打を連携させる。野杁が相手の攻撃終わりに左ボディ、インカーフを強打。2R、野杁がギアアップ、スピードある三日月蹴り、インカーフ、ミドル、与座キックを強打させるが、シアサラニも回転の早いパンチ連打をヒットさせる。手数はシアサラニ、ダメージは野杁が上の印象。3R、野杁の前進に対し、シアサラニが下がりながらハイキックで対抗するが、ホールディングが増え、シアサラニに2枚のイエローカードが与えられる。後半、至近距離でパンチ打ち合い、野杁がボディを強打、シアサラニが回転の早いパンチコンビネーションをヒット。両者、ダウンがないまま終了のゴング。判定はスプリットで野杁に軍配。野杁は勝利マイクで「シアサラニは強くて上手かった。皆様が求めている内容じゃなかった」と勝利も悔しさをにじませる。決勝で対戦するマラット・グレゴリアンがケージインすると「いつか戦いたい相手だった。ようやく対峙できる」と興奮すると、グレゴリアンは「決勝を盛り上げたい」と語った。
■第7試合:バンタム級キックボクシング
●与座優貴 VS ○ナビル・アナン
判定3‐0
試合は1R、与座が強いプレスで距離を詰めると、身長差22cmのナビルはサークリングしながらジャブ、ハイキックを当て自分の距離に、与座が懐に入るとヒザ蹴りのカウンターで対抗する。下がらない与座はフルガードで前に出続け、カーフキックでコツコツとダメージを与えるが、手数はアナンが優勢。2R、さらに圧を強める与座。至近距離の展開、アナンはヒザ蹴りにアッパーを加えるが、与座は下がらず、カーフキック、左ボディも当てる。与座の左インカーフが効き始めたか、アナンが明らかに嫌がる場面が。3R、遠目のミドルや長く伸びるパンチでポイントゲームをするアナンだが、与座は前に出続け、強いカーフを当て続ける。アナンは下がる場面が多く、与座が巻き返した。判定は3-0でアナンが勝利した。
■第6試合:アトム級総合格闘技
○平田樹 VS ●ジヒン・ラズワン
判定3‐0
試合は1R、平田はラズワンの左ストレート、ヒザ蹴りを被弾するなどスタンド打撃に苦戦も、柔道投げでテイクダウン、袈裟固めで抑え込む場面を作る。2Rもラズワンのスタンド勝負に下がる場面が目立つが、後半バックテイクからグラウンドに引き込み、横三角、アームロックを狙い、さらにスタンドの状態でラズワンの上半身を抱え込みヒザ蹴りを頭部に連打する猛攻。しかし終盤、ラズワンがバックテイクからチョークを狙うなど巻き返す。3R、平田が組みから足をかけてテイクダウン。トップからパウンド、ヒジを落とす。残り1分、再び組みからテイクダウン、ラズワンの頭部にヒザ蹴りをヒット。終盤、ラズワンとの打ち合い、右を強打し印象を残す。判定3-0で平田に軍配。リベンジに成功した。
■第5試合:ライト級キックボクシング
●松倉信太郎 VS ○シンサムット・クリンミー
KO 2R1分17秒 ※右ハイキック
試合は1R、互いに筋骨隆々の両者、一発一発が重たい攻撃を交差。シンサムットの右ストレートで松倉が後ろに下がる。シンサムットの強打に松倉の手が出ない。2R、強い蹴りを持つ長身のシンサムットに対し、距離を縮めたい松倉だが、前に入れない。すると、シンサムットが強烈な右ハイキック!ガードごと被弾した松倉がバッタリと大の字ダウンで失神。衝撃のKO勝利でシンサムットが通算84勝目を飾った。パフォーマンスボーナス750万円を獲得した。
■第4試合:ライト級総合格闘技
●磯嶋祥蔵 VS ○阿部光太
TKO 1R1分34秒 ※右ストレート
試合は1R、すぐに中央を取った阿部が強いプレスで距離を詰めると、右フックをビッグヒット。磯嶋がグラつくと、右ストレートを炸裂!磯嶋が倒れると、パウンド、ヒジの連打。意識がある磯嶋は立ち上がり、生き残ったが、再び阿部の右が炸裂!磯嶋がバッタリ倒れると、レフェリーが飛び込んで試合を止めた。93秒のKO勝利を飾った阿部はONE2連勝。勝利マイクで「有明アリーナという最高の舞台で最高の気持ちです」と笑顔。パフォーマンスボーナス150万円と10万ドル(1500万円)の本戦契約を獲得した。
■第3試合:ストロー級キックボクシング
●田丸辰 VS ○奥村将真
判定0-3
試合は1Rからスピードバトル。奥村は強いプレスで先攻する一方、田丸が絶妙な距離感と鉄壁のディフェンスで奥村の空振りを誘う。2R、奥村がさらにプレスを強めギアアップ。距離が縮まると奥村のパンチが当たり始め、田丸の右目付近が腫れる。3R、至近距離の打ち合い。田丸からも打ち合い勝負を仕掛け、ヒザ蹴りを織り交ぜながらパンチ連打と猛攻。被弾する奥村だが咆哮しダウンを拒否。両者、最後まで壮絶な打ち合いを戦い抜いた。判定3-0で奥村が勝利。ジャイアントキリングを決めた20歳の奥村は勝利マイクで「田丸選手は自分より実績の上。ガンガン前に出て倒しに行こうとした」と作戦を明かすと、一方の田丸は「負けたが、Vasileusに移籍して一つ殻を敗れた」と語った。この激闘を戦い抜いた両者に対しファイトボーナス150万円が贈られた。
■第2試合:フライ級総合格闘技
●竹内悠 VS ○西山亮翔
KO 1R58秒 ※右フック
試合は1R、序盤から両者、至近距離での打ち合い。右ガードが下がる竹内に西山が左ハイキックをヒットさせると、さらに左フックを追撃。反撃とばかりに竹内が飛び込んで左フックを放つと、西山が狙いすました右のクロスカウンター!意識を飛ばした竹内がダウンすると、西山がパウンド連打、レフェリーストップを呼び込んだ。衝撃の秒殺KO劇で会場を沸かし、ONE2連続1RKOを飾った竹内。
勝利マイクで「これからの連続KOを約束するので本戦契約待ってます」と絶叫。パフォーマンスボーナス150万円を獲得した。
■第1試合:ライト級サブミッショングラップリング
●福島善成 VS ○竹浦正起
一本 1R5分13秒 ※ヒールフック
福島が体重とパワーの利を活かし、下に引き込んで先攻したが、技術で勝る竹浦がバックテイクからリアネイキッドチョーク!キャッチコールが入るが、福島は解除する。ここから竹浦が足関節狙いに。最後は福島の左足首を極め、福島がタップ。竹浦が貫禄の一本勝ちを収めた。竹浦は「少しでも多くの人に柔術やグラップリングに興味を持ってもらいたくて」と今回のオファーを受けた理由のコメント。パフォーマンスボーナス150万円を獲得した。 敗れた福島は「チャトリ、僕にもお金ちょうだい」と会場の笑いを誘った。