PR TIMES

Mattermost、国家安全保障・企業・重要インフラ向けの人とAIのコラボレーションを担うソブリンAIプラットフォームとして「Mattermost v12」を提供開始

国家安全保障、企業、重要インフラ向けの、人とAIのコラボレーションのためのソブリンプラットフォームを提供するMattermostは、データ中心セキュリティとAIエージェントのワークフローをソブリン運用にもたらす「Mattermost v12」をリリースしたことをお知らせします。

Mattermostは、人とAIのコラボレーションのためのソブリンAIプラットフォームです。人とAIエージェントが、組織が管理・運用するインフラ上(エアギャップ環境やネットワークを隔離したサーバーを含む)の1つの環境で協働し、すべてのAIとのやり取りは監査のために記録されます。国家安全保障機関、重要インフラ事業者、企業など、機密性の高い業務をパブリックなサービス経由では行えない組織向けに設計されています。

国家安全保障・企業・重要インフラにとって、ソブリンAIが重要な理由

生成AIの活用がビジネスで急速に広がる一方、そのリスクも高まっています。国家安全保障機関、企業、重要インフラ事業者は、生成AIを利用した攻撃や、従業員がソースコードや機微な情報をパブリックなAIサービスに誤って入力してしまうリスクに直面しています。

組織内で生成AIの利用を一律に禁止することは、持続的な解決策にはなりません。業務を効率化したい従業員が、個人のスマートフォンなど会社の管理外のAIを使うおそれがあります。この「シャドーAI」により、組織はAIがどのように使われているかを把握できなくなります。より良い方法は、組織がインフラとログを管理できる、承認された環境を提供することです。

ソブリン(主権)、すなわち国や組織がデータの所在とその管理権限を自らの手に保つという考え方は、防衛、官公庁、企業、重要インフラで特に重要です。データ、運用、技術の各面でソブリンティを考慮したプラットフォームへの需要が高まっています。日本でも、政府が改定した人工知能基本計画(第Ⅱ期)は、「信頼できるAI」を必要なときに主体的に選択・運用できるよう特定の国や企業への過度な依存を避けなければならないとし、開かれた「AI主権」の確立を掲げています。また、AIを悪用したサイバー攻撃の危険性が高まる中でも日本のサイバーセキュリティが確保されるよう、対策を進めるとしています。

パブリックAI、セキュアAI、ソブリンAIとは

Mattermostは、組織が利用するAIを、AIがどこで動き、誰が管理するかに基づいて、次の3つに整理しています。本リリースにおける「ソブリン」とは、AIをどこで動かし、どのデータを受け取らせるかを組織が管理できることを指します。

Public AI
(パブリックAI)

Secure AI
(セキュアAI)
with Mattermost

Sovereign AI
(ソブリンAI)
with Mattermost

定義

一般向けに共有される生成AIサービスを、個人が利用する形態

法人契約やAPI契約に基づき、組織が管理する形で外部の商用AIモデルを利用する形態

組織が管理するインフラ上で稼働するAIモデル

データの
扱い

入力内容が二次利用・再学習される可能性がある

組織が送信を選んだ情報のみが組織の外に出る(契約により管理)。やり取りのチャット履歴/ログを自社で記録・保持

組織の管理外には何も出ない

アクセス
管理・監査

アクセス管理、監査ログの取得ともに困難

管理者が定義する、AI利用に対する制御をセルフホスト環境で管理

セルフホスト環境で、ネットワークを隔離したうえで完全に管理

活用場面

公開情報の調べものなど、機密性の低い用途で、組織のルールのもとで利用

主要な商用モデルの恩恵を受けられる日常業務で、組織の契約と統制のもとで利用

データと運用を組織の管理下に置く必要があり、国家安全保障、防衛、重要インフラにおける機密性の高い業務

国家安全保障・企業・重要インフラの業務において、MattermostはセキュアAI、ソブリンAI用のプラットフォームを提供します。

Mattermost v12:組織の管理下で実現する人とAIのコラボレーション

こうした環境での人とAIのコラボレーションには、関わる人に対する強力なアクセス制御と、組織の管理下にとどまるAIの2つが必要です。v12はデータ中心セキュリティを拡充し、AIエージェントのワークフローが同じ環境でそれと連携して動作します。

データ中心セキュリティ:ソブリン環境のための動的ポリシー

ソブリン環境では、モデルとデータが組織の内部にとどまります。データ中心セキュリティは、そのうえで、組織内の「誰が、どの端末から、どの情報にアクセスできるか」を制御し、その環境で働く人々の間でニード・トゥ・ノウ(知る必要のある人だけが知る)の原則を保ちます。v12では、ユーザー、チャンネル、端末の状況に基づいて、これを拡充しました。

  • グローバル属性:これまで別々の場所で管理していたユーザー属性、分類マーキング、チャンネル属性を、単一の管理画面に統合しました。

  • 階層属性:組織の実際の階層やルールをポリシーに反映できます。たとえば「クリアランスがSecret以上」や、Program・Project・Teamの構造などにより、複雑なアクセス判断を自動化します。ランクや階層は、組織の権威あるユーザーソースからインポートできます。

  • セッション属性・環境属性:各セッションが、デバイスの識別情報(デバイス証明書、MDM登録など)、ネットワークの状況(IPアドレス、ネットワーク種別、VPN接続状況など)、デバイスの状態(OS、クライアントバージョンなど)を報告します。

  • スマートマーキング:分類、プログラム、取扱注意事項などのマーキングをチャンネルに適用し、各ユーザーの属性と照合できます。管理者はそれをチャンネルのヘッダーやバナーにラベルとして表示でき、チャンネルオーナーが非表示にすることはできません。

  • ABAC監査ログ:アクセスの判断を記録し、監督やコンプライアンス審査を支援します。

Mattermostでの人とAIエージェントの協働

Mattermostは、人が日常的に働くチャンネルにAIエージェントを取り込みます。組織は、自らモデルを選び、エアギャップ環境やネットワークを隔離した環境を含む、自社のインフラ上で運用でき、国家安全保障、防衛、企業、重要インフラの業務に適しています。

機密性の低い業務では、組織のルールのもとで外部の商用AIモデルを利用することもでき、AIとのやり取りは監査のために記録できます。

今後の方針:AI利用の統制の強化

今後に向けて、Mattermostは、ユーザーの属性に応じたAI機能の利用制御や、AIエージェントの動作をポリシー、記録、人による承認のもとで統制することを検討しています。

Mattermost v12のデータ中心セキュリティの機能には、Enterprise Advancedライセンスが必要です。日本語対応、ドキュメント、国内でのサポートをご利用いただけます。国家安全保障、企業、重要インフラ、その他のエアギャップ環境やソブリン構成については、Mattermostまたは代理店にお問い合わせください。

【Mattermostについて】

Mattermostは、国家安全保障、重要インフラ、企業向けの、人とAIのコラボレーションのためのリーディングなソブリンプラットフォームです。「Sovereign Mission Environment(SME)」は、複雑な環境向けに構築されたセキュアなコラボレーションとワークフローによって、ミッションクリティカルな業務を前に進めます。世界各国の政府、同盟国の軍、多くの企業に信頼されており、セルフホスト、プライベートクラウドやソブリンクラウド、エアギャップの機密ネットワーク、エッジで稼働します。セキュアなメッセージング、ファイル共有、システム統合、ワークフロー自動化、音声・画面共有、プロジェクト管理にわたる人とAIのコラボレーションを提供し、お客様はデータ、モデル、鍵を自ら所有できます。詳しくは mattermost.com をご覧ください。

URL:https://mattermost.com/ (日本語:https://mattermost.jp/)

【お問い合わせ先】 

Mattermost Japan株式会社 

担当:原沢 滋 | Email:[email protected]