INSPAY、シンガポールでステーブルコイン決済519件 「Payment 3.0」の社会実装を加速
INSPAY株式会社(東京都中央区)は、2026年10月7~8日にシンガポールで開催されたブロックチェーンイベント「Sui Basecamp 2026」に参加し、Suiエコシステムのウォレット「Slush」のブースにて、ステーブルコイン決済に対応した自動販売機とクレーンゲームを展示しました。
会期中、来場者はSlushウォレットを使い、ステーブルコイン「USDsui」で実際に商品を購入したり、クレーンゲームをプレイしたりする決済体験に参加しました。
2日間で計519件のステーブルコイン決済を記録。内訳は、自動販売機での商品購入が161件、クレーンゲームでの決済が358件です。クレーンゲームは1回の決済で2回プレイできる仕組みで、計716回分のプレイが行われました。
来場者はQRコードを読み取り、Slushウォレットで支払いを承認するだけで、商品を購入したり、ゲームを楽しんだりすることができます。ブロックチェーンを意識することなく、普段のQRコード決済と同じような操作で支払いを完了できる体験を通じて、ステーブルコイン決済の手軽さを実感していただきました。
今回の展示では、SlushウォレットとINSPAYの決済システムを連携させました。QRコードを読み取り、ウォレットで支払いを承認すると、Sui上で決済が確認され、商品やサービスが提供される仕組みです。利用者がブロックチェーンの仕組みを意識する必要はなく、普段のキャッシュレス決済に近い操作で利用できます。
INSPAYは、ウォレットやブロックチェーンと、店舗の決済端末、自動販売機、アミューズメント機器をつなぎ、オンチェーン決済を実際の商品やサービスの提供に結びつける仕組みを開発しています。
INSPAYは2026年7月、JPYC、HashPort、チェリオと連携し、京都で日本円ステーブルコイン「JPYC」対応の自動販売機の決済実証を行いました。続く東京の「WebX 2026」ではSuiを使った自動販売機とクレーンゲームのデモを展開。
10月2日にはFINOLAB(東京)で「Payment 3.0|ステーブルコインは、本当に街で使えるのか。」を主催し、JPYC、Mysten Labs、HashPortの関係者と日常決済への普及に向けた課題を議論しました。※イベントレポート:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000186424.html
今回のSui Basecampでは、会場内の「X Stage」にも登壇。「It Starts With a Drink」をテーマに、日本での実証からシンガポールまでの取り組みと今後の展望を紹介しました。
現金からクレジットカード、QRコード決済へと決済手段が変わるなか、ステーブルコインも新たな選択肢として注目されています。INSPAYは、ブロックチェーン上のデジタルマネーが実店舗やサービスとつながり、新たな決済体験を生み出す次の段階を「Payment 3.0」と捉えています。
日本でも、HIVEXを介したBinance PayとPayPayの連携により、訪日旅行者が暗号資産残高を使って対応する店舗で支払えるなど、既存の決済網を活用する動きが広がっています。自己管理型ウォレットからのオンチェーン決済とは仕組みが異なりますが、デジタル資産を現実の消費につなげる点は共通しています。
ステーブルコインへの関心は、「発行」から「どこで、どう使えるか」へと移りつつあります。一方で、利用者の拡大や加盟店への導入、法定通貨との交換、返金・会計処理への対応など、日常的な利用に向けては依然として課題が残されています。
INSPAYは、日本やシンガポールでの実証を通じて、ステーブルコインを実際の買い物やサービスの利用につなげるための知見を蓄積してきました。今後もWeb3ウォレットの普及を進めたいと考えるパートナーとの連携を深め、ステーブルコイン決済の利用シーン拡大に取り組んでいきます。
■ INSPAYについて
INSPAYは日本を拠点に、ステーブルコインを実店舗で利用するための決済インフラを開発・提供するテクノロジー企業です。自動販売機、決済端末、加盟店決済システムを支える決済プラットフォームを通じて、ブロックチェーンベースの決済を日本の日常的な消費につなげるとともに、アジア太平洋地域への事業展開を目指しています。
■ 報道関係お問い合わせ先
INSPAY広報担当:[email protected]