何でもECで揃う時代に、自宅のお酒は「スーパー購入」が8割超!ネット通販を阻む2つの巨大な壁は「送料の損した感」と「実物・味への不安」実店舗とオンラインでの購買心理を徹底解剖!
株式会社シナブル(https://www.scinable.com/)(所在地:東京都豊島区、代表取締役社長:小林 裕紀)は、お酒を週に1回以上購入し、飲酒習慣がある20~60代の男女を対象に、「酒類の購買行動と実店舗・オンラインの比較」に関する調査を実施しました。
日用品や食品のEC化が進む一方、自宅用のお酒に関しては「スーパーマーケットで購入する」人が約8割(80.9%)を占め、依然として実店舗購入が主流であることがわかりました。(n=1,024、2026年8月調査)。
オンライン購入においては「送料の高さ(損した感)」や「味わい・実物が分からない不安」が大きなハードルとなっており、年代によって求める機能やリピートのきっかけにも明確な違いが見られます。
本リリースでは、消費者が実店舗とオンラインショップでどのような購買行動をとっているのか、その意識の違いを解剖します。
本調査の主な結果(株式会社シナブル調べ/n=1,024)
【オフライン(店舗)での購買傾向】
・定番志向の強さ(※):自宅用のお酒の購入場所は「スーパーマーケット」が80.9%で最多。売り場で迷った際は半数以上(56.0%)が「いつもの定番」を選択
・トライアルのきっかけ(※):店頭で新しいお酒を思わず購入してしまうきっかけは1位「季節・数量限定」(43.2%)、2位「パッケージ(見た目)に惹かれたから」(29.2%)という結果に
【オンライン(EC)での購買傾向】
・購入の壁・カゴ落ち要因:「送料」が購入阻害(31.1%)・離脱理由(23.9%)ともに1位となり、商品以外の出費に対する「送料のロス感」がシビアな価格意識として浮き彫りに。また、購入阻害の2位には「実物を見て選べない」(29.7%)など確認不足の懸念も存在
・重視される情報:オンラインでお酒を選ぶ際、約4割(39.6%)が「味わい・香りの詳細な特徴」が最も参考になると回答
・年代別のリピート条件(※):20代は「タイムリーな案内やクーポン」「お酒タイプ診断」などの個別提案や体験を重視する一方、50〜60代は「ポイント還元・送料無料」「サイトの使いやすさ」といった実利を重視しており、年代で明確に分かれる結果に。
※印のついた項目(店舗購買の詳細や年代別比較グラフ等)を含む完全版データは、下記よりご確認いただけます。
▼ 調査結果の全文・完全版レポートはこちら
よく購入するお酒1位はすべての年代で「ビール類」!家飲みのお酒、購入場所は「スーパーマーケット」が最多
はじめに、20代から60代の方に「よく購入するお酒の種類」について尋ねたところ、年代別で以下のような回答結果になりました。
株式会社シナブルの調査によると、すべての年代で『ビール類(ビール、発泡酒、新ジャンルなど)』と『チューハイ・サワー』が上位2項目を占めて、日々の家飲みにおける定番として広く定着していることがうかがえます(n=1,024、2026年8月調査)。
特に、『ビール類(ビール、発泡酒、新ジャンルなど)』は30代以上で8割~9割を超える圧倒的な支持を集めており、食事との相性の良さや「最初の1杯」としての根強い人気が反映されていると考えられます。
一方で、3位の項目に目を向けると、20代と60代では『焼酎(芋、麦など)』、30代と40代では『ハイボール』、50代では『ワイン(赤、白、スパークリングなど)』がランクインしており、年齢やライフステージの変化によって好まれるお酒の味わいが多様化している様子が見て取れます。
では、実際にお酒を選ぶ際、銘柄の決め方にはどのような特徴があるのでしょうか。
「自宅で飲むお酒について、購入する際の銘柄(ブランド)の決め方」について尋ねたところ、お酒の種類別で以下のような回答結果になりました。
株式会社シナブルの調査によると、ビール類やチューハイ・サワーは『いつも同じ銘柄を買う』または『大体決まっているがたまに変える』という保守的な選び方が主流のようです。
一方で、ワインや日本酒は、『あまり決めておらず、その場の気分で新しい銘柄も選ぶ』と回答した方の割合が比較的高くなっています(n=1,024、2026年8月調査)。
ワインや日本酒は、産地や銘柄、原料(ぶどうの品種や米の種類)による味わいの違いが大きく、食事とのペアリングや飲み比べる楽しみが強いという特徴が考えられます。
この結果から、日常で消費する定番酒と、嗜好性や特別感を楽しむお酒とで、消費者の購買基準がわかれていることがうかがえます。
お酒を店舗で購入するときに「結局同じものを選ぶ」方は約6割!新しいお酒への挑戦は「限定感」と「見た目」がカギ
お酒の種類によって銘柄(ブランド)の決め方が異なることがわかりましたが、店舗で自分用のお酒を選ぶ際の最終的な判断基準はどこにあるのでしょうか。
株式会社シナブルの調査で「店舗で自分用のお酒を選ぶ際、何を決め手に判断することが多いか」と尋ねたところ、30代以上では『飲み慣れているブランド・定番感』と『価格・コストパフォーマンス』が上位を占めました。飲酒の習慣が長くなるにつれ、「自分好み」の定番ブランドが定着した結果と考えられます(n=1,024、2026年8月調査)。
一方で、20代においてのみ『店員のおすすめ・アドバイス』が最多となりました。20代は「色々な味わいに挑戦してみたい」という探究心や好奇心が強い反面、お酒に関する知識や選択の基準(自分の好み)がまだ十分に形成されていません。そのため、専門的な知識を持つ店員の意見を参考にすることで、選択の失敗を避けつつ自分に合う新しいお酒を開拓しようとする心理が働いていることがうかがえます。
また、3位の項目を見ると、30代・40代は『パッケージ・缶・ラベルのデザイン』、50代・60代は『アルコール度数』と回答が分かれており、年齢を重ねるにつれて商品に求める要素が外見(デザイン性)から中身(度数やスペック)へと変化していく様子が読み取れます。
オンライン購入の壁は「送料のロス感」と「実物を見て選べない」こと。購入を後押しするのは「味わいや香りの詳細」
売り場での視覚的なアピールが購買意欲を刺激していることが示されましたが、実物を見られないオンラインショップでの購入にはどのようなハードルが存在するのでしょうか。
株式会社シナブルの調査で、「オンラインショップでお酒を購入することには、どのようなハードルがあるか」と尋ねたところ、『送料がかかる(31.1%)』と回答した方が最も多く、『実物を見て選べない(29.7%)』『味が好みに合うか不安(25.3%)』となりました(n=1,024、2026年8月調査)。
首位となった「送料」からは、1本あたりの単価に余計なコストが乗ることへの「実店舗と比べた時の心理的な損した感」が強く表れています。
さらに「実物が見えない」「味が不安」といった懸念も多く、ボトルを手に取ってラベルを眺めたり、味わいを想像したりする「リアル店舗ならではの五感を使った安心感」が得られないことが、画面越しの購入に対するハードルとなっているようです。
オンライン特有のハードルが存在する中で、最終的に購入を断念させてしまう要素とは何なのでしょうか。
「オンラインショップでお酒を探している途中で、購入をやめた理由」について尋ねたところ、『送料が高かった(23.9%)』と回答した方が最も多く、『好みに合うかわからず不安になった(14.8%)』『商品数が多く、探すのに疲れた(12.9%)』となりました(n=1,024、2026年8月調査)。
購入を妨げる一番の要因は「送料の負担感(コスパ意識)」ですが、それ以上に「味の想像がつかない不安」や「膨大な選択肢から自力で選び続けるストレス(選択疲れ)」も無視できない離脱理由となっています。
実店舗のように店員に相談できないEC環境下において、ユーザーが「選ぶ負担」を感じた瞬間に離脱が発生している様子がうかがえます。
「オンラインショップでお酒を選ぶ際、どのような情報があると参考になると感じるか」と尋ねたところ、『味わい・香りの詳細な特徴(甘口・辛口、フルーティーなど)(39.6%)』と回答した方が最も多く、『人気・売れ筋商品のランキング情報(28.6%)』『お得なキャンペーン・セール情報(28.1%)』となりました(n=1,024、2026年8月調査)。
「味わい・香りの詳細な特徴」が約4割となり、試飲ができない環境において、味への不安を払拭するための具体的な情報が最も求められていると考えられます。
また、「人気・売れ筋商品のランキング情報」や「お得なキャンペーン・セール情報」も多く、実際に商品を手に取って選べない分、多くの方が支持しているという安心感や価格面でのメリットが、商品選びを後押しする重要な判断材料となっていることがうかがえます。
今後の酒類販売においては、実店舗ならではの「偶然の出会い」を演出する売り場づくりと、ECならではの「詳細な情報提供・個別の特典付与」をいかに組み合わせるかがカギとなります。
株式会社シナブルの本調査結果は、チャネルごとの特性と世代別のニーズを的確に捉え、消費者の不安を払拭する新たな購買体験を提供することの重要性を示唆しています。
その他の調査結果については、全文版(グラフ付き)でご覧いただけます。
・自宅で飲むお酒は、どこで購入することが多いですか?(複数回答可)
・お酒売り場でどれにしようか迷った際、最終的にどのような行動をとることが多いですか?(複数回答可)
・店頭でこれまで買ったことがない新しいお酒を思わず購入した(またはする可能性がある)きっかけは何ですか?(複数回答可)
・お酒の購入で同じオンラインショップをリピートしたいと思うのは、どのようなときですか?(複数回答可)
▼ 調査結果の全文・完全版レポートはこちら
分断されたデジタルマーケをひとつにする、統合型MA・CRMプラットフォーム『EC Intelligence』
今回、「酒類の購買行動と実店舗・オンラインの比較」に関する調査を実施した株式会社シナブルは、ECサイトの売上アップに必要な機能を網羅したクラウド型のソフトウェアである『EC Intelligence』(https://www.scinable.com/)を開発・販売しています。
主に、以下の機能が備わっています。
■検索・レコメンドエンジンとMAが統合
・高速レスポンス
独自開発の検索エンジンにより、100万点以上の商品からの検索・レコメンドを高速で行えます。
・レコメンドエンジン
テキストマイニングと協調フィルタリングにより、個別の検索結果やレコメンドを提供します。
■MA・データ分析・CDP
・メッセージ配信の一元管理
メール、LINE、SMS、アプリ通知、DMを統合的に管理し、コンテンツ作成や配信設定の時間を削減します。
・データ統合と顧客セグメント作成
複雑なSQL操作なしでデータを統合し、顧客セグメントの作成が可能です。
・自動データ結合と計算
CDP機能により、RFM分析や購入履歴のデータを自動で結合・計算します。
・高いメール到達率
SPF、DKIM、DMARCによる送信元ドメイン認証に対応し、メール到達率向上が可能です。
■Web接客・A/Bテスト・サイト改善
・バナーやポップアップの出し分け
顧客データを利用して、条件に応じたバナーやポップアップを表示します。
・A/Bテストと効果測定
すべてのコンテンツでA/Bテストが可能で、効果を自動で測定します。
■その他の機能
・アンケート作成
多様な設問形式やページ分岐に対応したアンケートフォームを作成できます。
・リアルタイム分析
サイト訪問者のリアルタイム分析を行い、現在の閲覧者数や購入者数を表示できます。
・セキュリティ
高いセキュリティを確保するため、ブラウザ認証、OTP認証、IP制限などに対応しています。
■EC Intelligenceの強み
EC Intelligenceの機能を活用した施策例が多くあります。
①サイトからの離脱を減らすため、検索結果が0件の場合でも商品を提案する仕組みの導入
②特定の顧客にのみクーポンを表示し、セール時でも利益率を維持する施策を実施
③顧客ごとにカスタマイズされたクーポンや値下げ情報を自動でメール送信
上記以外にも施策例があるので、顧客体験の向上や売上の増加を図れます。
※本レポートの全文版は下記URLよりご覧ください
URL:https://www.scinable.com/use-cases/238
調査概要:「酒類の購買行動と実店舗・オンラインの比較」に関する調査
【調査期間】2026年8月26日(水)~2026年8月27日(木)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,024人
【調査対象】調査回答時にお酒を週に1回以上購入し、飲酒習慣がある20~60代の男女と回答したモニター
【調査元】株式会社シナブル(https://www.scinable.com/)
【モニター提供元】サクリサ