ブラザー、水素燃料電池に関する協定を東京都中央区と締結
ブラザー工業株式会社は、安全で持続可能なまちづくりを進める東京都中央区の取り組みに賛同し、「災害時等における水素燃料電池の利活用等に関する協定」を締結するとともに、中央区保健所に水素燃料電池システムの設置を行った。
同協定は、中央区における災害時などにおける電力供給を担保するため、非常用電源として当社製の水素燃料電池システムを中央区保健所に設置するとともに、運転時やメンテナンス時の技術協力を当社が行うとして締結さた。また、中央区保健所に隣接するあかつき公園は、大規模火災などの際の広域避難場所および応急給水施設に指定されており、電力供給も可能になったことで、今後の災害時のバックアップの強化が期待される。その他、今月25日(日)に開催される、区制施行80周年記念「中央区健康福祉まつり2026」などといったイベントでも使用される予定だ。
ブラザー工業は、2013年からCO2を排出しない水素燃料電池システムの開発をはじめ、再生可能エネルギーで生成されたグリーン水素の供給など、水素燃料電池システムの開発とともに、水素利活用の促進にも取り組んできた。2023年には水素利活用を推進するブラザーの取り組み全てを象徴するブランド「PureEne(ピュアエネ)」を立ち上げ、活動をさらに強化している。
中でも、当社製の水素燃料電池システムの特徴的な点は、水素の貯蔵方法と安全性である。エネルギーとなる水素は、カートリッジ形式にした水素吸蔵合金に充填されている。水素吸蔵合金は、発火のリスクが極めて低いとされることから非危険物として認定されており、運搬も水素の交換も資格者でなくても行えるという。また、強固な容器に格納されているため輸送中の安全性も確保されている。こうした安全性に配慮した同製品は、公共施設などの人が集まる場所でも安心して利用できるようになっている。
また、東京都においては、「グリーン水素率先利用事業者認証制度」の認証を2025年から2年連続で取得した他、港区にある高輪ゲートウェイ駅では当社水素製燃料電池システムが活用され、TAKANAWA GATEWAY CITY内を回遊する自動走行モビリティへの充電に使用されるなどしている。
今後もブラザーは、環境に配慮した水素燃料電池システムをはじめとする水素関連の取り組みを行う企業として、カーボンニュートラル社会の実現に協力していくという。