カミナシ、現場×AIの新構想「現場オペレーションHub」を発表 構想実現に向けシリーズCで約22.1億円を調達
株式会社カミナシ(本社:東京都千代田区、代表取締役 執行役員 CEO:諸岡 裕人、以下「カミナシ」)は、AI活用の余地が大きい現場データを起点に経営課題の解決を目指す「現場オペレーションHub」構想を発表します。あわせて、本構想の実現および製品・事業開発体制の強化を目的に、シリーズCラウンドで約22.1億円を調達したことをお知らせします。
【本リリースのポイント】
・新事業戦略として、写真や動画などの非構造化データも含めた現場データを活用する『現場オペレーションHub』構想を発表
・本構想を構成する取り組みとして、新製品「カミナシ 生産実績」を11月提供開始、新事業「Project Lux」(第一弾:キリングループロジスティクス株式会社との協業)を開始
・シリーズCラウンドで約22.1億円を調達(リード投資家:インキュベイトファンド)。累計調達額(株式)は約61億円に
・新たなロゴとタグラインを策定
カミナシは、「ノンデスクワーカーの才能を解き放つ」をミッションに掲げ、現場管理の要である「作業・人・設備」を軸に、複数のSaaS製品を通じて、工場や倉庫、店舗などの現場DXを支援しています。2023年3月、シリーズBの資金調達とあわせて「まるごと現場DX構想」を発表し、幅広い現場業務の課題を一つのプラットフォーム上で解決することを目指してきました。以来、製品数は1つから5つに増え、直近では新規受注額の約7割が複数製品のセット契約となり、月次経常収入(MRR)の約半分を、複数製品をご利用の企業が占めるまでになりました。
背景にあるのは、お客様がカミナシに期待するものの変化です。複数製品をご利用のお客様からは、次のような声をいただいています。
「今後のAI時代を見据え、現場のデジタルツールをカミナシに集約することで、AIによるデータ分析や改善案を導き出すことも期待できると考えた」(株式会社ミモト 常務取締役 河原 寛司 氏)
単一業務の効率化にとどまらず、複数領域のデータを横断してAIで活用するための集約先として、カミナシを選んでいただくお客様が増えています。
カミナシを取り巻く社会も、大きく変化しています。
第一に、働き手の多様化です。国内の働き手不足を背景に、スポットワーカーや外国籍従業員が増加するなか、長期雇用や共通の文化・教育を前提としない形でも現場力が発揮できる仕組みが求められています。こうしたなかで、デジタルツールやAIの活用が欠かせなくなっています。
第二に、生成AIの発展です。月次の生産実績のように数値として整理された現場データは、これまでも生産管理システムやERPなどの基幹システムに保管され、活用されてきました。一方、現場の作業・人・設備に関わる情報の多くは、紙の帳票や、文章・写真・音声・動画といった数値にしにくい形(非構造化データ)で残されており、十分に活用されてきませんでした。
生成AIの発展により、こうしたデータも活用しやすくなりつつあります。しかしながら、カミナシが年間3,300日以上(※)の現場訪問を通じて見てきたのは、業務ごとに現場データが分断され、AIで活用できる状態にない実情でした。
※現場訪問回数:2025年7月〜2026年6月における、全従業員の合計顧客訪問日数(延べ)
こうした実情を踏まえ、カミナシは「現場オペレーションHub」構想を展開します。日々生まれるデータの中継点(Hub)として、カミナシが果たす役割は次の3つです。
1)現場データが自然にたまる
現場の作業者は、紙に書く代わりにタブレットやスマートフォンから「カミナシ」シリーズ製品に記録をするだけで、データが日々たまっていきます。入力の手間を増やすことなく、日々記録する情報が、AIが現場を把握するための材料になります。
そして、たまるデータの範囲を生産実績を含めた現場全体へと広げるため、新製品「カミナシ 生産実績」を11月より提供開始します。従来、多くの製造現場では、生産の実績データは紙に記録してから基幹システムへ転記されています。これらをスマートフォンやタブレットで「カミナシ 生産実績」に直接記録し、作業・人・設備のデータと紐づけることで、包括的な生産性の改善を支援します。今後、生産実績のみならず、IoTや新たな製品・サービスによって、たまるデータの範囲を拡大する予定です。
▼「カミナシ 生産実績」 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000274.000054269.html
2)経営指標とつながる
現場データは、基幹システムのデータや経営指標と紐づけて分析することで、事業・経営の判断に活かせるようになります。ただし、そのためにはデータ分析の専門人材や、データを整える多くの作業が必要になり、お客様にとって負担の大きな投資となっています。
そこでカミナシは、新事業「Project Lux」を開始しました。お客様ごとの事情に合わせて、カミナシ上の現場データと基幹システムのデータを組み合わせて活用できる環境を整えることで、経営課題の解決を支援する事業です。第一弾として、キリングループロジスティクス株式会社と、「カミナシ レポート」に記録される日々の点検データと同社システム上の安全管理データを紐づけ、物流倉庫内の事故を抑制する仕組みの構築を進めています。
3)業務間で連動する
現場の業務は、本来、領域ごとに閉じていません。点検で設備の異常を見つければ修理が発生し、修理の内容によっては研修の見直しも必要になります。業務ごとにデータの置き場所が分かれていると、この流れが途切れて改善が定着せず、AIが業務のつながりを読み取ることもできなくなります。
カミナシは2023年から、複数の製品で共通のアカウントを使える「共通ID基盤」に投資し、製品間でデータをつなぎやすい構造をつくってきました。既にカミナシの複数製品を利用する一部のお客様では、製品をまたいだ活用による現場改善が始まっています。今後は、製品間をつなぐ共通機能や機能連携の開発に注力してまいります。
本事業戦略を社内外に伝えるため、新たなロゴとタグラインを策定しました。これを機に、現場の創意工夫が経営指標の改善につながり、現場起点で経営の変革が進む世界の実現を目指します。
コーポレートタグライン:現場から、経営を変え、産業を変える。
サービスタグライン:現場から経営課題を解決する。現場オペレーションHub『カミナシ』
▼CI刷新 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000273.000054269.html
本構想の実現に向けた製品・事業開発体制の拡充を目的に、シリーズCラウンドの資金調達を実施しました。
資金調達の概要
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調達額:約22.1億円(第三者割当増資)
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累計調達額(株式):約61億円 ※1
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引受先:インキュベイトファンド※2(新規・リード投資家)、アルテミスベンチャーズ(新規)、千葉道場ファンド(既存)、NTTドコモ・ベンチャーズ(新規)、第一生命保険(新規)、京王れーるファンド※3(新規)、T&D Innovation Fund※3(新規)、KRAFTIA Innovation Fund※3(新規)、YMFGキャピタル(新規)
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資金使途:「カミナシ 生産実績」をはじめとする新製品の開発、Project Luxの体制づくり、製品間をつなぐ共通基盤の開発、およびそれらを担う人材の採用
※1:借入も含めた累計の資金調達額は76億円以上
※2:IF Growth 1号投資事業有限責任組合を通じた出資
※3:Spiral Innovation Partnersが運営
株主コメント
特別オフラインイベント開催
開催日時:2026年11月10日(火)19:30(19:15開場)
場所:株式会社カミナシ本社 5Fイベントスペース
詳細・申し込みページURL: https://forms.gle/YBdAbSqJbFQB1ZYx7
募集中のポジション
カミナシでは、本構想をともに実現する仲間を募集しています。
株式会社カミナシ
会社名:株式会社カミナシ
所在地:東京都千代田区神田鍛冶町3-7 神田カドウチビル3F
代表者:代表取締役 執行役員 CEO 諸岡 裕人
設立:2016年12月
事業内容:現場オペレーションHub『カミナシ』シリーズの開発および提供
URL:https://corp.kaminashi.jp