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AI協同アライアンス「Enable AI Foundry」企画、Notion主催の産官学ラウンドテーブルを京都で開催

KUA 京都芸術大学発のDX推進企業である株式会社クロステック・マネジメント(本社:京都府京都市、代表取締役:北村誠)らが推進するAI協同アライアンス「Enable AI Foundry(以下「EAF」)」は、2026年10月2日(金)、京都市岡崎エリアに位置する、築110年超の町家をリノベーションした文化複合施設「Com-ion」にて、ラウンドテーブル「Kyoto Executive Roundtable with Notion—From Personal AI to Organizational Impact」の企画に携わりました。本イベントは、Notion Labs Japan合同会社が主催し、京都府が共催、京都市が後援したものです。

当日は、Notion Labs Inc.共同創業者兼CEOのアイバン・ザオ(Ivan Zhao)氏をはじめ、関西の大企業・大学でAI推進を担う責任者や大学教員、AIスタートアップ経営者ら21名が参加。西海岸のAI最新動向を起点に、AI活用を組織変革につなげるための課題や実践について意見を交わしました。

■Notionゆかりの京都で、AIと組織変革を議論

京都は、Notionの創業メンバーが拠点を移し、サービスを一から作り直した、創業期ゆかりの地です。2025年2月には、KUA 京都芸術大学とNotion Labs Japanが、同社として国内初となる戦略的パートナーシップを締結しました。

https://www.kyoto-art.ac.jp/news/press/1410

本ラウンドテーブルは、こうした縁のある京都で、ザオ氏の来日に合わせて開催されたものです。

生成AIの普及に伴い、企業や大学では、AIを組織や業務にどう組み込むかが問われる段階へと移りつつあります。当日は、西海岸で進むAIの最新動向を共有するとともに、関西の企業・大学・スタートアップでAI導入やDXを担う実務責任者が、それぞれの現場で直面している課題や実践を持ち寄りました。技術を「つくる」側、「研究する」側、組織のなかで「実装する」側のそれぞれの立場から、AI活用を組織変革につなげるために何が必要かを議論しました。

■Notion CEO アイバン・ザオ氏が語る、西海岸のAI最前線

ラウンドテーブルの冒頭、ザオ氏は、AI活用がチャットボットや個人のアシスタントから、自律的に働く「AIチームメイト」、さらに複数のAIが連携する組織の仕組みへと進む可能性を紹介しました。

一方、多くの企業は個人の利用段階にとどまっており、組織全体で活用するには、業務データや知識の分断、組織文化の硬直といった課題を乗り越える必要があると説明しました。

そのうえで、人とAIが共通の情報を参照できる「統合コンテキストレイヤー」の重要性と、権限・セキュリティ・コストの管理について言及。決まった手順で動く「マーチングバンド」から、変化に応じて試行する「ジャズモード」への転換を提案しました。

■AI導入の現場から見えてきた論点

質疑応答とテーブルディスカッションでは、企業や大学でAI活用を進めるうえでの課題が共有され、主に次の3つの論点が浮かび上がりました。

(1) 分散した業務情報と暗黙知を、AIが活用できる形にする

意思決定に関わる暗黙知をどう扱うか、紙やローカルファイル、既存システムに置かれた情報をどうAIにつなぐかという問いが寄せられました。ザオ氏は、AIに何をすべきかを伝える「スキル」を反復的に精緻化し、業務データとともに蓄積する重要性を説明しました。ローカルファイルや既存システムへのアクセスでは、AIがコンピューターを操作する「Computer Use」の可能性にも触れました。

(2) セキュリティとガバナンスを、実践を支える仕組みにする

個人ではAI活用が進む一方、企業や大学ではセキュリティ・ガバナンスの観点から、組織的な活用に踏み出しにくいという課題が共有されました。利用者の習熟に加え、導入や運用を承認する側の理解を深め、権限や情報の取り扱いを整理することが、次の段階に進むうえで重要な論点となりました。

(3) 小さな実践から、働き方と組織文化を変える

部門ごとの取り組みを組織全体にどう広げるか、AIを使いながら人も成長するには何が必要かについても意見が交わされました。人がAIの出力を理解し、適切に判断できる力を育む必要性が挙げられたほか、日々の言葉づかいなど、組織の文化をAIと共有することの大切さも話題となりました。

■Notion CEO アイバン・ザオ氏に聞く、日本のAI実装と組織変革

ザオ氏は、AIによる組織変革について、まずはレポート作成やチケットの起票・更新など、具体的な業務から始めることを提案しました。

AIに関心のある人が、自分たちのチームの課題を解決し、その実践を周囲に見せることが、小さな「ジャズバンド」を育てる出発点になると説明しました。

また、日本がサンフランシスコより遅れていると捉えるのではなく、新しい技術の活用方法を、それぞれの文化や歴史に根ざして見つけることが大切だと呼びかけました。

■EAFの今後の取り組み

EAFは今回のラウンドテーブルを、対話そのものを目的とするのではなく、異なる組織でAI導入を担う実務者が課題や知見を持ち寄り、次の実践につながる関係をつくる機会の一つと位置づけています。今後も、大阪・京都・福岡・沖縄の活動拠点「Enable AI BASE」を中心に、企業・大学・スタートアップなどとの連携を進めていきます。

■開催概要

イベント名:Kyoto Executive Roundtable with Notion — From Personal AI to Organizational Impact

日時:2026年10月2日(金)

会場:Com-ion(京都府京都市東山区堀池町382-1 1F)
主催:Notion Labs Japan合同会社
共催:京都府
後援:京都市
企画:Enable AI Foundry/KUA 京都芸術大学/株式会社クロステック・マネジメント

■Enable AI Foundryについて

Enable AI Foundryは、AIを“使う”だけではなく、自ら生み出し、形にできる状態(Enable)を社会全体に広げることを目指し、2025年11月に発足した協同アライアンスです。

AI開発に必要な計算資源・データ処理・ハードウェア・実装知などへのアクセスを地域にひらき、企業、行政、教育機関、個人などが領域を越えて協同できる基盤づくりを進めています。

勉強会やハッカソン、PoC支援、プロジェクトなどを通じて、AIを「つくる人」「使いこなす人」「社会実装する人」が交わり、新たな取り組みが生まれる循環を地域に育てていきます。

■Notionについて

Notionは、チームとAIエージェントが一緒に仕事を進めるためのワークスペースです。ナレッジ、プロジェクト、AIツールを一箇所にまとめることで、チームが必要な情報を見つけ、仕事を整理し、日々の業務をよりスムーズに進められるよう支援します。

議事録からのアクションアイテムの整理、必要な情報の検索、タスク管理、プロジェクトの立ち上げ、受信トレイの整理など、さまざまな業務をAIエージェントがサポートします。チームの規模や働き方に合わせて柔軟にカスタマイズでき、個人から企業全体まで幅広く活用できます。

URL:https://www.notion.com/ja


■株式会社クロステック・マネジメントについて

株式会社クロステック・マネジメントは、KUA 京都芸術大学を運営する学校法人瓜生山学園のグループ会社として誕生したDX推進組織です。生成AIを活用した学習支援ツールや学びのプラットフォーム開発を通じて、デザインとテクノロジーを掛け合わせた新しい価値づくりに取り組んでいます。

さらに理念「藝術立国」のもと、アジアにおける教育圏の構築をミッションに掲げ、学びを社会にひらく挑戦を続けています。

所在地:〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山2-116(KUA 京都芸術大学内)

URL:https://xtm.jp/