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68枚の絵から始まった物語が、ハリウッドへ。井上勇人監督『Pocket Apricot』を上映

株式会社TOKYO EPICのCOOである井上勇人(いのうえはやと)が、2026年10月3日(現地時間)、米国ハリウッドの国際映画祭「GLOBAL STAGE HOLLYWOOD 2026」に登壇しました。会場のTCL Chinese 6 Theatresでは、井上が原作・監督を務めるオリジナルアニメーションシリーズ『Pocket Apricot(ポケット・アプリコット)』の第1話約20分を、制作途中版のファーストルックとして上映しました。

本作は同映画祭のオフィシャルセレクションに選出されました。上映後は、音楽ビジネスで活動するNick Jarjour氏、映画祭創設者のダグラス・モンゴメリー氏と、作品の可能性やプロデュース、生成AIとの向き合い方について意見を交わしました。

また、2027年春からのシリーズ公開に向けて、『Pocket Apricot』の公式サイトを公開しました。

外の世界へ手を伸ばす子供の冒険

大切な人がいなくなったあと、その人から受け取ったものは、どこに残るのか。

『Pocket Apricot』は、外の世界へ踏み出すことが少し苦手な子供が、ある別れをきっかけに、
不思議な世界を旅するファミリーファンタジーです。小さな手で世界に触れていく冒険を通して、
誰かと過ごした時間が、その後の一歩を支えていく姿を描きます。

自分のために描いた物語を、仲間と世界へ

本作の原点は、2023年夏、井上が自分自身やこれからを生きる子供たちのために描き始めた物語です。自ら描いた68枚の絵とともに綴った世界が、いま、全8話のアニメーションシリーズへと育っています。

井上は、生成AIを取り入れたアニメ制作に取り組み始めてから約2年間で、監督として30作品以上のアニメ映像に携わってきました。
本作では、各話約20分、総尺約160分にわたる物語の原作・監督を担っています。

登壇では、共同経営者である和田亮一とともに事業を進めてきた歩みや、制作チーム、協力企業、応援してくれる仲間の存在を紹介しました。原作・監督として表現に向き合いながら、COOとして事業構想や制作体制を整え、世界の観客に届ける作品へと育てています。

音楽と映像の事業経験を持つ登壇者と、作品の可能性を議論

上映後、Jarjour氏とモンゴメリー氏は映像に好意的な感想を述べ、Jarjour氏は本作の今後の可能性について前向きな評価を示しました。

Jarjour氏は、音楽IP投資会社Hipgnosis Songs Fundの楽曲管理部門でグローバル責任者を務めた音楽エグゼクティブであり、カミラ・カベロ「Havana」などの共作者であるソングライターStarrahのマネジメントを手がけ、同氏と音楽出版社3:02 Music Groupを共同設立もしています。

進行を務めたダグラス・モンゴメリー(Douglas Montgomery)氏は、ワーナー・ブラザースに16年間在籍した経歴を持つ元同社幹部で、本映画祭の創設者。

対談では、作品をどうプロデュースし、今後どのように育てていくかという視点から、本作について語り合いました。

生成AIをパートナーに、創作の中心には人間を

対談で井上とJarjour氏に共通していたのは、生成AIを道具でありパートナーと捉えながら、創作の中心に人間を置くという考えでした。

『Pocket Apricot』の制作では、脚本や演出、画づくりの判断を人が担い、生成AIを制作の工程に取り入れています。描きたい物語や登場人物の感情に合わせて技術を使うことを、制作の軸に据えています。

今回の上映版は、BGMと音声を仮配置した製作途中の段階のものでした。今後は劇伴音楽の制作陣や声優と連携し、声の息づかいや音楽の表現を重ねることで、登場人物の感情がより伝わる作品へと仕上げていく予定です。

『Pocket Apricot』公式サイトを公開

『Pocket Apricot』は、2027年春から全8話を順次公開する予定です。シリーズ公開に先立ち、本作の公式サイトを公開しました。

68枚の絵から始まり、仲間たちとともに育ててきた物語を、これから出会う観客の皆さまへ。ひとりの子供が踏み出す、不思議な冒険の入口として、ぜひご覧ください。

『Pocket Apricot』公式サイト
https://pocket-apricot.com/


井上勇人 コメント

誰かと一緒に過ごした時間や、その人から受け取ったものが、あとになって自分を支えてくれる。『Pocket Apricot』では、そんな感覚を、ひとりの子供の冒険として描きたいと思っています。

最初は、自分のために描いていた物語でした。いまは和田や制作チーム、応援してくださる方々と一緒に、僕ひとりではつくれなかった作品を育てています。

観終わったあと、自分が誰かから受け取ってきたものを、少し思い出してもらえる作品にしたいです。これから声優や音楽家の方々とも表現を重ねながら、この子の旅を世界の観客に届けていきます。


作品と上映の概要

作品名:Pocket Apricot/ポケット・アプリコット

原作・監督:井上勇人/Hayato Inoue

制作:株式会社TOKYO EPIC

ジャンル・形式:ファミリーファンタジー/全8話・各話約20分・総尺約160分(制作計画)

公開予定:2027年春から順次公開

本映画祭に関する事前リリース

井上勇人について

映像作家・アニメーション監督。株式会社TOKYO EPIC共同創業者・COO。30作品以上のアニメ映像で監督を務め、企画・脚本・演出から制作体制の設計、オリジナルIPの開発・海外展開まで手がける。監督作『ハナと不思議な冒険』は、「WORLD AI FILM FESTIVAL 2026 in KYOTO」でスタジオ地図 代表取締役・プロデューサーの齋藤優一郎氏から審査員特別賞を受賞。『Pocket Apricot』では原作・監督を務める。

TOKYO EPICについて

オリジナルIPの開発・制作・海外展開に取り組むアニメーション・プロデュースカンパニー。制作チームと技術の力を組み合わせ、作り手の構想を映像にし、世界の観客へ届ける作品づくりを進めている。

公式サイト:株式会社TOKYO EPIC

本件に関するお問い合わせ

井上勇人へのインタビュー、今回の上映・登壇および『Pocket Apricot』の制作に関する取材を受け付けています。

株式会社TOKYO EPIC 広報担当
メール:[email protected]