人口4,500人の高知県日高村、「IKIGAIを価値とする村づくり」を宣言
高知県日高村(所在地:高知県高岡郡日高村、村長:松岡 一宏)では、2021年から関係人口創出への取組み(「いきつけいなか*1」)を推進してまいりました。この度、総務省が進める「ふるさと住民登録制度*2」のモデル事業として採択されたことを機に、これまでの歩みを総括し、日高村の村づくりビジョンである「IKIGAI*3を価値とする村づくり」を策定し、2026年10月5日に記者発表会をKDDI TSUNAGU BASE(東京都港区)にて開催いたしました。当日は、松岡一宏村長からの「村づくり」宣言のあとに、関係人口の取組みについてnosson代表理事の小野加央里が説明。そして、先行事例として東京女子大学との取組みが岡田正幸准教授から紹介され、最後にふるさと住民登録制度の説明と総評を総務省の山本周室長からいただきました。
日高村は県の中央部、奇跡の清流と称される仁淀川の下流域に位置する人口約4,500人*4の小さな村です。当村では、5年にわたる関係人口創出の取り組みを通して、多様な形で村に関わってくださった方々の生き生きとした姿や笑顔に触れるなかで、地域の魅力や活力は人口規模だけではないのではないか。「日高村に関わることでIKIGAIを持って活動する人が増えていくこと」、それによって人も地域も成長していく(人も地域も成長するIKIGI資本)。こうした未来を日高村に関わるすべての方々とともに目指していきたいと考え「IKIGAIを価値とする村づくり」宣言を致しました。
また具体的なアクションとして、記者発表会の前日に、「日高村ファンイベント」を東京で開催しました。関係人口によるライトニングトークなどを通して村民と関係人口の方々が相互理解を深めたほか、2027年頃の開設を目指し、村の内と外をつなぐ「関係人口案内所(仮称)」の準備も進めております。
日高村では、一緒に村づくりをしていただける仲間との出会いを期待し、そして皆様の「いきつけのいなか(第二の故郷)」となれるように引き続き活動を続けてまいります。
*1:地方創生関連の交付金を活用した独自の関係人口創出事業。農作業や交流を通じて住民と顔なじみになり、「いきつけられる田舎(「ただいま」「おかえり」が言い合える関係性)」を目指した取り組み
*2:関係⼈⼝の規模や地域との関係性を可視化し、地域の担い⼿確保や活性化につなげることを目的とした制度
*3:「IKIGAI シンプルに、豊かに生きる」(エクトル・ガルシア (著), フランセスク・ミラージェス (著), 長澤 あかね (翻訳),PHP研究所,2025/12/23)では、IKIGAIとは「朝起きる理由」とされています
*4:2026年9月30日時点、住民基本台帳に基づく集計です
■記者発表会概要
日時:2026年10月5日(月)10時00分~11時30分
場所:KDDI本社13階 TSUNAGU BASE
(東京都港区高輪2丁目21番1号 THE LINKPILLAR 1 NORTH)
■プログラム
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内容 |
説明者 |
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村の概要・宣言発表 |
松岡 一宏(高知県日高村 村長) |
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関係人口に関する取り組み |
小野 加央里(一般社団法人nosson 代表理事) |
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先行事例紹介(ふるさとミライカレッジ) |
岡田 正幸(東京女子大学 准教授) |
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ふるさと住民登録制度の概要・総評 |
山本 周(総務省 自治行政局 ふるさと住民登録制度推進室 室長) |
■記者発表会での総務省コメント
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個人に着目し、生きがいを作り、一人ひとりが幸せになっていくことを大切にしている点に感銘を受けました。行政としては、担い手の確保や経済の活性化を主眼とした説明になりがちですが、加えて、この制度の重要な意義は、都市と地域の人々が支え合い、それぞれが幸せになり、結果的に地域も元気になるという点です。日高村はこの制度の重要な意義をしっかりと理解されている点が素晴らしいと思います。
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また、大学生を巻き込む取り組みについても素晴らしいと感じました。制度の重要なターゲットは、まず地域にすでに関心のある人、次に若者だと考えます。今は都会生まれ、都会育ちの子どもも増えています。日本全体を見ると、環境面も人材面も、それぞれの地域が都市を支えて成り立ってきました。地域が衰退すれば日本も衰退する。そのため、若いうちに地域活動に関わり、自分の地域を支える流れを作ることが重要です。大学生向けの取り組みの今後の展開にも期待しています。
■「IKIGAIを価値とする村づくり」詳細
村民も関係人口(仲間)も、自分の得意なことや好きなことを活かし、村づくりに関わり、誰かの役に立つことでIKIGAIが生まれるのではないか。そうやって生まれたIKIGAI資本によって人も地域も成長していくこと。そんな未来を目指していきたいと考えます。日高村は村に関わっていただいた皆様のIKIGAIを大切にしたい。「IKIGAIまんなか日高村」をスローガンに、村民の仲間となっていただける皆様と、村づくりをしていきたいと考えます。
■高知県日高村について https://www.vill.hidaka.kochi.jp/
日高村は日本有数の水質を誇る仁淀川に沿い、県庁所在地から16kmと県の中央部に位置しています。村内3カ所のJR駅や国道整備により県内では比較的利便性が高い村です。人口は1954年(昭和29年)の7,926人をピークに減少が続き、2025年(令和7年)国勢調査では4,423人まで落ち込んでいます。国立社会保障・人口問題研究所(社人研)に準拠した推計によると、2050年には2020年比で総人口が約55%となる見込みです。課題先進地域であるこのような状況は、これからの日本の課題やニーズが顕在化しているとも言えます。それを強みと捉え、さまざまな事業を民間と連携しながら取り組んでいます。
■日高村の関係人口の取組み
高知県日高村は、2021年に、関係人口創出サービス、地域の仕事やお手伝いを紹介するサイト「いきつけいなか」を開設しました。サイトを通じて村に関わるきっかけをつくり、ワーケーションや地域おこし協力隊への関心層とつながっています。2024年5月には、日高村役場、一般社団法人nosson、シナジーマーケティング株式会社の三者が包括連携協定を結びました。サイト訪問者や来村者のCRM(顧客関係管理システム)への登録を促進し、日高村のあらゆる接点を資産化していきます。また、協力隊の起業を支える村独自のメンター制度「スーパー関係人口創出メンター制度」を用い、起業支援をきっかけに日高村の関係人口を創出する動きも同時に進めています。さまざまな「入り口」から関係人口を創出する取り組みを、今後さらに発展させていきます。
いきつけいなかURLリンク
https://ikitsuke-inaka.com
https://ikitsuke-inaka.com/hidaka/
【取材のお申込み】
本件に関する取材のお申込みは、下記までご連絡ください。
担当者氏名:日高村役場企画課 寺尾
連絡先:0889‐24‐5126(FAX でも可能︓0889-24-7900)
メールアドレス︓[email protected]