直木賞作家・一穂ミチが「力強い祝福に満ちた物語」と推す感動作。岡田真理による最新小説『喫茶エスペランサ』が10月22日発売!
株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、デビュー作『ぬくもりの旋律』で第12回静岡書店大賞〈小説部門〉を受賞した岡田真理が2年の歳月をかけ紡ぎ出した最新作『喫茶エスペランサ』を、2026年10月22日に刊行します。
デビュー作『ぬくもりの旋律』では〈縁(えん)〉を、第2作『眩光の彼⽅』では〈夢〉を、そして本作では〈命〉を描くことに挑みました。
⾃分が⽣まれる前の出来事にも想いを馳せ、この世に⽣を受けた奇跡を改めて感じながら、約2年にわたってこの物語を綴りました。
――岡田真理
「エスペランサ=希望」に集う人々の30年を描いた感動作『喫茶エスペランサ』
葵戸(あおいど)町商店街の古い雑居ビルの1階にある喫茶店「エスペランサ」。スペイン語、ポルトガル語で「希望」を意味する名を冠したこの店は、地元民に長年愛され、絶品のコーヒーが楽しめる老舗喫茶店として知られています。
本作『喫茶エスペランサ』は、常連客で葵戸署に勤める警察官・浅倉守道とその家族、店主・遠野勇作と親類たちを中心に、この喫茶店に集う人々が織りなす30年を描いた長編小説。登場人物それぞれが背負った傷、苦悩が、偶然の出会い、奇跡的な巡り合わせによって次第に希望、未来へとつながっていく心温まる物語です。
○不慮の事故で息子・拓真を亡くした莉佳子には、翻訳家になる夢があった。
○祭りの日に迷子になった中学生の美薗は、震災被災後の毎日を楽しめなかった。
○外資系の会社に勤める千紘は、恋人・幸太との未来が見えなくなっていた。
○元モデルの景子は、仕事より、夫・泰介との時間を選んだ。
○塾講師の俊平は、ある日突然、大切な人・敦子を失った。
○生まれてくるはずの子供ではなかったと苦しむ妃奈は、唐突に婚約を破棄された。
仕事、結婚、家庭、別れ――悩みを抱えながら、彼らが自然と足を運び、集う場所「喫茶エスペランサ」を舞台に繰り広げられる本作は、最新作『希望の子』(文藝春秋)も話題の作家、一穂ミチさんが強く推薦する著者渾身の感動作です。
ぜひお手にとってお楽しみください。
癒えることのない喪失の傷口から、新たに芽吹く出会いがある。
そのことを悲しんだり、恐れたりしなくていい。
過去と今、今と未来が手をつないだ時、わたしたちはやっと歩き出せるのだろう。
力強い祝福に満ちた物語。
―― 一穂ミチ
デビュー作に続き、静岡県下書店員が本作を熱烈レコメンド!
時間だけが人を癒すのではなく、その時間の中で心通わせた人の温かさに支えられ、人生を感謝と笑顔で歩んでいける。自分の中にも大切な人たちが思い浮かびます。
希望を宿した余韻が心地よく幸せな気持ちです。
――マルサン書店 サントムーン店 原田里子さん
昭和・平成・令和とそれぞれの時代をまたぎ、私に伝わってきたテーマは、人として一番大切な「真心」でした。
時代の移り変わり、そして私たちの考え方の変化をこのような魅力的な物語で読ませるとは!
――谷島屋 ららぽーと沼津店 小川誠一さん
とてもとても良かったです。
「エスペランサ=希望」なのですね。
消せない痛みを抱えながらも、支え合える人と出会い、希望を持って前に進む登場人物たち、それぞれを応援したくなりました!
――吉見書店 吉見佳奈子さん